その名はサンクスギビング デイ。
日本でいう正月のような大切な祝日。
時期や具体的に何をするのかは
➡ 自分もアメリカ人?と思える行事サンクスギビングとは! にて知ることが出来ます!
このページではサンクスギビングの歴史について深掘りしていきます。
起源を知ると“なぜその日を迎えるのか”の意図が分かり、アメリカ・カナダ文化、世界の歴史への認識を深めることができますね!
Thanksgiving(サンクスギビング)の起源
今では親しい人達と美味しい物を食べる日!イベントの感覚ですが、歴史をさかのぼると何故その食事をするのかが納得。
何を食べても良いのだけれどポイントは感謝の気持ち。
始まりの記録は諸説有りなので大枠でまとめると、“作物が実り収穫。そのおかげで生きれること”や“航海して無事に大陸にたどり着けたこと”等への喜びと神へ感謝を込めて祝いをしたことや、“何かに勝利したこと”への祝いを行ったことがきっかけです☆
宗教的な意味合いや、国統一のための目的、また神への奉納として行っていたとも言われています。
国別に見ると以下のような出来事が記録されています↓↓↓
アメリカ
●アメリカの場合
まだアメリカという国が出来る前の話. . .
1620年 イギリスからやってきた入植者達(ピルグリム)がその土地に合った作物を育てることが出来ず、病気や飢餓で命を落とす程に苦しむ。その土地に住んでいた先住民・インディアン・ネイティブアメリカン(ワンパノアグ族)が種を分け与えたり穀物の育て方を教え、翌年にはたくさんの収穫があり多くの人が生き延びることができた。1621年 この年に収穫祝いと感謝を込め入植者達がインディアン達を招待して食事会が行われた。1623年 儀式を行い収穫祭・感謝祭を行った。
という説や、
当時、新大陸に上陸した開拓者や入植者などが持ち込んだウイルスで先住民の部族はすでに滅びていて、入植者達は空き家などを利用し生き延び、祝杯をあげた。
神へいけにえを捧げ宗教的な意味合いでセレモニーが行われていた。
カナダ
●カナダの場合
こちらもカナダという国が出来る前の話. . .
1578年 イギリスからの探検家マーティン フロビシャー氏率いる開拓者のクルーが過酷な環境下で航海をし無事に大陸に到着した。生き延びれたことを神様に感謝して祝いを行った。
1604年 フランスのサミュエル ド シャンプランと共に訪れた団体が作物を収穫出来たことへ感謝の意を表し先住民と共に晩餐を行った。
1789年頃 神のご慈悲を 神に祈りを捧げる人たちにとって大切な祝日として神聖に過ごされていた。
1872年 プリンス オブ ウェールズ←(当時の王子の称号)であるキング エドワード7世が重症の病気から回復したことから祝いが行われた。
ターキーって?
ターキー(七面鳥)は日本でよく食されているチキン(にわとり)と比べると
3倍~5倍ぐらいの大きさの鳥で、北アメリカに昔から生息していました。
当時のイギリスから持ち込まれたとも言われています。狩りをして獲ることができる
貴重な栄養源だったのでしょう。
クランベリーって?
クランベリーは常緑の低木で育ち熟すと赤い実になります。9月頃に収穫が出来ます。
先住民達はこの実を食べることはもちろん、薬や染め物の染料としても使用していました。
ビタミンCが豊富で酸味が強く、汁は濃く鮮やかな赤色で食感は口の中ではじける様な感覚です。
十分に熟していない物をそのまま食べるとエグミが強くなかなか食べれたものでは
ありませんが、当時の人々は肉とクランベリーを混ぜ保存食として乾燥させ食していた
ようです。
神様へ祈りをささげると聞くと宗教色が出るかもしれませんが、食べ物があることや健康で居れることへ感謝をする日として、これからも大切に歴史を刻みましょう!